【火起こしのコツ】焚き火を楽しむ秋冬キャンプ
秋冬のキャンプは防寒が大切です。冬場は当然ですが、秋頃でも結構冷えるものなので油断は禁物です。キャンプの防寒対策はいろいろありますが、やはり皆さんが思い浮かべるのは焚き火ではないでしょうか? キャンプ + 寒い = 焚き火 今回は「焚き火で失敗しないための基本的なコツ」と「焚き火自体を楽しむための特殊なアイテム」をご紹介します。
目次
焚き火で失敗しないための基本的なコツ
秋冬のキャンプで焚き火の役割は「暖をとる」「料理に使う」「雰囲気を出す」という具合に、必要かつ楽しみなイベントです。 焚き火を失敗せずに楽しむために知っておきたいこと、準備しておくべきことをご紹介します。
火を起こすコツ、火を育てるコツ
焚き火での最初の難関は火を起こすことです。最初に小さな火を起こし、徐々に大きな薪へと火を移していきます。大きな薪がしっかりと燃えるようになれば成功です。
火起こしは、着火剤を使うと簡単です
焚き火の火起こしも着火剤があると簡単になります。炭火を起こす時と同じ要領で薪を組み、着火剤を使用して火を起こしてみましょう。 炭があれば種火にもなりますし、料理にも使用できるので、薪と一緒に着火して炭火として育てておくと良いでしょう。
コツさえつかめば簡単、木炭に着火してみよう!
①着火剤を適量、目皿(燃料用)の上に置きます。
POINT
着火剤は木炭の下に置いてください。火は下から上へ燃え広がります。木炭の上に着火剤を置いても木炭の表面が燃えるだけで効率良く燃え広がりません。
POINT
ワイヤーの目皿にゼリー状の着火剤を使用する際は、新聞紙などを目皿の上に敷くと着火剤が下に落ちずに便利です。
②着火剤の上に適量の木炭を組むように置いてから、着火剤に点火してください。
POINT
一度にたくさんの木炭の火を起こすのは大変です。少量の木炭の火を起こし、それを種火にして木炭を追加してゆくと良いです。
POINT
木炭は密着させずに、空気の通り道を開けるように井桁状に組み上げると火が回り易いです。
③木炭に着火してから、木炭の半分以上が燃焼するまで、うちわなどで風を送ります。
POINT
うちわを強く扇ぎ過ぎると、灰を巻き上げたり、着火剤の炎を消してしまう場合があります。強く扇ぎ過ぎずにゆっくり扇ぎ、風の強さは木炭の燃焼状態を見ながら調節してください。
着火剤の代わりに新聞紙を使う
着火剤がない時は新聞紙などを丸めて点火すると良いでしょう。その場合も新聞紙を覆うように炭を置きましょう。風が強い日などは火のついた新聞紙が飛ばされないように十分注意してください。
あとは火を消さないように、少しずつ薪を足していきましょう。一度に大量に薪をくべてしまうと火が燻ったりしますので慌てず慎重に「火を育てる」気持ちでいきましょう。
焚き火する場所・焚き火台の使用
焚き火をする場所選びには注意が必要です。特に秋は落ち葉が多いので、うっかり燃え移ると火事になってしまいます。周辺に燃えやすいものがない場所、火の管理がしっかりできる場所を選びましょう。
最近はキャンプ場やBBQ場でも自然保護や安全管理のため直火禁止の施設が主流になっています。キャンプのマナーとしても、自然保護・安全管理をしっかりするために「焚き火台」を使用しましょう。
直火OKの施設でも安全管理や後片付けのことまで考えるなら、焚き火台を使用するようにしましょう。
薪と燃料
焚き火の基本は、最初に小さな火を起こし、徐々に大きな薪へ火を移していくことです。いきなり太い薪に火を着けようとしてもダメです。 *準備する薪は次の3つのタイプがあると良いでしょう。()内は量の目安です。
小さく細い割り箸のような薪、枝(少)
中サイズの少し太めで長さのある薪(多)
大きめで太くしっかりした薪、売られているものも多い(中)
小さく細い薪は最初の火起こしに必要ですが、火が起きてしまえば使いません。 一般的なキャンプ(キャンプ場)では中サイズの薪を使うことが多いでしょう。焚き火台や竃の大きさに合う程度のものを準備しましょう。余裕があれば多めに準備しておくと良いでしょう。 大きなキャンプファイヤーとなれば大きな薪で組み木を作る必要がありますが、通常それほど大量に使うことはないでしょう。 当然ですが薪はしっかり乾燥していることが前提です。キャンプ場では薪を販売しているところがほとんどだと思いますので、現地で購入した方が良いでしょう。 「キャンプ場周辺を散策し、薪となる木の枝を拾い集めて焚き火をする」というのも楽しそうなイメージではありますが、湿っていたり、ちょうど良いサイズの枝が見つからなかったりと、なかなか思い通りにはいかないものですので、素直に薪を購入する方が良いでしょう。
燃料にはいくつかの種類があります。最初に着火する時にあるととても効率よく火を起こせますので準備しておくと良いでしょう。
着火剤タイプ
固形燃料タイプ
チャコールタイプ
空気を送る
火が勢いよく燃えるためには酸素が必要です。煙ばかりで燻っていたり、すぐ消えそうになったりする時は酸欠が原因であることが多いので、しっかり空気を送りましょう。 薪や炭がしっかり残っていれば、空気を送ることで再び火を強くすることも可能です。 空気を送る時、火に顔を近づけてフーフーやるのはハッキリ言って危険です。火の粉が顔にかかることがありますし、灰が目に入ることもあります。何より顔が熱いですね。空気を送るアイテムもいろいろ揃っていますので道具をちゃんと活用しましょう。
あまり勢いよく空気を送りまくっていると、火の粉や灰が飛び散って周辺が酷いことになりますので注意しましょう。
焚き火の後片付け
後片付けこそキャンプのマナーが大切になります。特に火の始末は重要です。 大切なのは火をしっかり消すこと。特に炭になっていると簡単には消えてくれません。火消しツボを準備しておきましょう。
燃えた薪や炭はキャンプ場によって処理方法が異なりますので、キャンプ場の指示に従いきちんと処理しましょう。間違っても周辺にバラまいて帰るような真似はしないでください。 見た目は消えていても、薪や炭の内部で火が燻っていることもあります。火事や他のキャンパーのケガの原因にもなりますし、自然保護の意味からも絶対にやめましょう。
特に炭は水を少しかけたくらいでは鎮火しませんので、注意してください。直火がOKの場所でも同様です。キャンプ場の指示にしっかり従い後片付けするようにしてください。
焚き火を楽しむために、ちょっと変わったおすすめアイテム
キャプテンスタッグには「焚き火を楽しむ」アイテム、もっと言えば「火を起こすことを楽しむ」という、ちょっと変わったアイテムがあります。 キャンプ・BBQの焚き火イベントとして、たまにはこんなマニアックなアイテムで楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライターなどの火種がない時や緊急時に、焚き火などの着火に使えます。また防災用としても使えます。
【写真で見る】ファイヤースターターの使い方
材質:点火棒:マグネシウム合金、グリップ:ナイロン、プレート:鉄(クロムめっき)
- 本製品による薪や木炭の点火には、経験と技術が必要です。
- 低温時や湿度の高い時期、天候などにより点火しない場合があります。ご了承ください。
- 本製品は確実な点火を保証するものではございません。確実に点火できるライター等の点火器具を合わせてお持ちいただくことをお勧めします。
BBQ・焚き火・薪ストーブの火おこしに便利な火吹き棒。ピンポイントに送風可能。 手のひらに収まるコンパクトサイズ。便利なクリップ付。収納袋付。
送風機を使えば狙った場所に空気を送れるので、より効率的に火起こしをすることができます。 バーベキューの木炭等の火起こし作業も楽にしてくれます。 炭や薪に火をつけた後、風を送り込んで、その火力を簡単に広げることができます。 電池不要の手動式ですので、電池切れのリスクもなく、いつでもどこでも使用できます。
ふいごとは
ふいごとは、炭などの燃料を高温で燃焼させるために空気を送り込む装置のことです。形状もいくつかありますが、古くは箱形のものなどもありました。箱形の物はなかのピストンを往復させて風を送ります。
蛇腹の物は両手で2つの取っ手を持って広げたり縮めたりしながら風を送ります。
かつては鍛冶屋や金細工など金属を加工する工房などでよく使われていました。
ふいごを漢字で書くと「鞴」となります。
焚き火台を使おう
キャンプ場によっては直火OKというところもありますが、安全性/後片付け/自然保護のことを考えると、やはり焚き火台の使用を推奨いたします。キャプテンスタッグおすすめの焚き火台をご紹介します。
キャプテンスタッグのおすすめ焚き火台
1台で焚き火・バーベキュー、ダッチオーブンが楽しめます。 組立はスタンドと本体をセットするだけで簡単。 ダッチオーブン25cmがスッポリ入る大きさです。 薄型なので収納もコンパクトに折りたためます。 本体は錆びにくいステンレス製。 持ち運びや収納時に便利なバッグ付です。
焚火・バーベキュー・煮炊き等、多用途に使えるグリルです。 フラットにたたんで付属のバッグに収納できます。薄型収納でツーリング、ソロキャンプに最適です。 本体は錆びにくいステンレス製です。 バーベキューが出来るクリンプアミ付きです。 煮炊きが出来るゴトク付きです。ゴトクの位置を自由に変えられ、薪や炭の継ぎ足しが可能です。
ヨーロッパスタイルのファイアピットが手軽に楽しめる。風合いのあるブロンズカラー。 脚を広げるだけで簡単に組立できます。 持ち運びできるポータブルタイプ。 焚き火に便利。火の粉の飛び散りをおさえるメッシュフード付。 アミ付きで、グリルとしても使用できます。 *UG-10トライン焚き火三脚と組合わせて使用できます。
焚き火やダッチオーブンが手軽に楽しめます。 三脚(別売)と合わせてダッチオーブンや大型鍋が楽しめます。 ダッチオーブン25cmにピッタリのサイズです。 スキレットなどが置けるトゴク付。 脚をねじ込むだけで簡単に組み立てできます。 コンパクトに収納可能。収納バッグ付。
軽量・コンパクト収納可能なソロキャンプにもおすすめの焚き火台です。
他にもまだある便利な焚き火アイテム
焚き火の際は火傷や怪我の防止のためにも、耐熱グローブや炭バサミなどがあると安心して楽しめます。 おすすめのアイテムを少しご紹介しましょう。
焚き火の薪をくべる時やバーベキューで炭をセットする時、ダッチオーブンで料理を作るときなど幅広い場面で活躍してくれる牛革製の手袋です。 女性でも握りやすい柔らか仕上げ。 内側に綿生地を使っているので肌触りが良好です。
薪や木炭がしっかりつかめるギザ付き炭バサミです。 錆びにくいステンレス製。 握りやすい木製グリップ。 収納に便利なストッパー付。
フィールドを火の粉から守る耐火シート。 耐熱温度700℃のグラスファイバー。
焚き火に必要なアイテムまとめ
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ダッチオーブンがあればどんなものでも料理できる。ダッチオーブンの使い方をマスターして、普段とは違う豪快なアウトドア料理を皆で楽しもう。
キャプテンスタッグ公式オンラインストア
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初心者の方をはじめ、ソロキャンパー、家族キャンプに行ってみようと思っている方からベテランキャンパーの方々まで。皆様にぴったりのアウトドアギアがきっと見つかります。