ワンポールテント(ティピー)を選ぶ– おすすめのワンポールテントをご紹介 –
ワンポールテントの特徴や選ぶときのポイントをご紹介します。 それらのポイントをもとに、キャプテンスタッグのワンポールテントの中から、ご自身のキャンプスタイルに合わせて実際に選んでみましょう。
目次
ワンポールテントの特徴(メリットとデメリット)
ワンポールテント(ティピー)とは、中央を1本のポールで支える円錐型テントとのこと。インディアンテントやモノポールテントとも呼ばれています。もともとネイティブアメリカンのうち平原に住む部族が移動型住居として使用していました。 とんがり屋根のおしゃれな外観と設営の手軽さ、また居住空間を広く確保できることから、多くのキャンパーに人気が広がっています。
設営が比較的簡単(メリット)
テントを張る時、特に初心者の方ですと、ポールの組み合わせ方など戸惑う点も多いかと思います。その点ワンポールテントの場合、センターに立てるためのポールが、文字通り1本しかありませんので迷うことはありません。
ワンポールテントの張り方は、下記の記事を参照してください。
大人気!おすすめワンポールテント(ティピー型)の張り方
おしゃれで設営も簡単、今大人気のワンポールテント(ティピー型)は、中央を1本のポールで支える円錐型テントのこと。かわいいとんがり屋根と広い居住空間がオススメのテントです。
風にも強く安定性があるキャプテンスタッグのおすすめワンポールテント(ティピー型)をご紹介します。
実は風に強いワンポールテント(メリット)
風はテントやタープにとっての天敵と言えるものですが、ワンポールテントはその円錐形という形状によって、比較的風に強いという特徴があります。 その理由は、風を面で受ける(広い面積で受ける)より、点で受けて風を流せるということにあります。
ワンポールテントの形状による風の受け方の違い(イメージ)
上の図を見ると、オクタゴン(八角形)は頂点の数が多く、1つの面の大きさが小さくなりますので、風の影響を受けにくいのがわかります。また頂点が多い分、風向きが変わってもそのまま対応が可能です。 逆にスクエア(四角形)は、1つの面の大きさが大きくなりますので、風の影響を受けやすくなります。4つの角のどこかで受けられると良いですが、風向きが変わると面で受けることになるので、より注意が必要になります。 以上のことから、風への耐性としては オクタゴン(八角形)> ヘキサゴン(六角形)> スクエア(四角形) となりますね。 ですが風に強いとはいえ、万能ではありません。 また自然の天候は急変しやすく、テント設営時は穏やかな快晴でも、急な荒天や突風などの可能性もあります。どんなテントを使うにせよ、ガイドロープ等を適切に使用し、安全への配慮を怠らないようにしましょう。
強風時にはキャンプを中止することも重要
キャンプをされる方であれば、テントが風で飛ばされる事故というのを見たり聞いたりされるかと思います。中には実体験として怖い思いをされた方もいるかもしれません。 では実際にどのくらいの風が吹くとテントが飛ばされるのでしょうか? 一般的に「風速5~10m/s」での使用は危険と言われることが多いかと思います。幅がありますが、テントの設置箇所等の環境やテントの張り方によっても差があるとお考えいただければよいでしょう。 また風速には平均風速や瞬間最大風速など、いくつかの表記があります。常に一定の風速で風が吹いているわけではありませんので注意が必要です。 天気予報で言われる風速は基本的に「平均風速」です。台風の時などは「瞬間最大風速」を強調することも多いですね。 これらのことから、平時に風速が強い予報が出ている時はキャンプを事前に中止する判断、現地に着いていたとしても、その周辺の天候状況や予報をチェックして、場合によっては中止する決断をすることも、安全にキャンプを楽しむためには大切なことですね。
風速についての説明
風速(平均風速) | 10分間平均風速を指し、毎秒×.×m、または×.× m/sと表す。 注意報、警報、台風情報などで、誤解されるおそれのない場合は「メートル」とも表記する。 |
最大風速 | 10分間平均風速の最大値。 用例 a) ××日(月、年)の最大風速。 b) ××時までの最大風速。 c) 台風の通過に伴う最大風速。 |
瞬間風速 | 風速計の測定値(0.25秒間隔)を3秒間平均した値(測定値12個の平均値)。 |
最大瞬間風速 | 瞬間風速の最大値。 |
一般的に天気予報で言われる「風速」は「平均風速」を指すことがほとんどです。 上記以外にも「強い風」「非常に強い風」「暴風」「猛烈な風」など、いろんな言い方があります。気になる方は気象庁のサイトをチェックしてみましょう。
気象庁のサイト : https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kaze.html
空間の使い勝手を把握しておこう
ワンポールテントは円錐形のため、床面積の広さに対して、高さの部分で少々使いにくく感じる点があるかもしれません。 次の図を見てみましょう。
天井部の一番高い頂点部分(中心)から空間が低くなっていくため、高さを確保できる面積は中心から一定の範囲に限られます。 対して床に近い部分は床面の広さはありますが、側面に近くなるほど高さがなくなります。寝ること関して困ることはほとんどありませんが、座るときは中心に近い方が良いですね。 ただし中心部には必ずポールが立ちますので、床面を中心で二分することになります。その辺を考慮しておくことが重要になります。 また、例えばコットを入れるとき、テントの大きさとコットの高さを考えておかないと、コットがテントの側面に当たってしまいます。破けるケースは少ないでしょうが、圧迫感があるので寝心地は良くなさそうです。そういう時はロータイプのコットやマットなどと合わせると良いでしょう。 一緒に使用する人数にもよりますが、ワンポールテント内で十分にリラックスできる空間を確保するためにはテントの大きさが重要になります。 一般的にワンポールテントが大型になるのはこのためですね。 ただしこれはデメリットというよりは、ワンポールテントの特徴という部分です。 これらの空間にはランタンを吊るしたり、ちょっと飾り付けをして気分を上げてみたり等々、有効活用できるように工夫をすることで、ワンポールテントの良さが引き立ちます。 大きさの割に手軽に扱えておしゃれなワンポールテントは、多くのキャンパーさんにおすすめのタイプです。
雨には要注意、対策を考えておこう
ワンポールテントは、前室がないものが多いため、雨には要注意です。 出入り口の雨対策として、下記のことも検討しておくと良いでしょう。
- キャノピー付きを選ぶ
- 前室のあるタイプを選ぶ
- タープと組み合わせる
キャノピー付きを選ぶ
キャノピーとは、建物の戸口や窓などに設けられた庇(ひさし)のことを言います。テントの場合、フライシートの出入り口部分がひさしになっているタイプがあります。ワンポールテントにもこのひさし=キャノピー付きのものがあります。特に大型のキャノピーを装備しているワンポールテントなら、キャノピー部分がタープの役割も果たしますので便利です。
前室のあるタイプを選ぶ
ワンポールテントにもドームテントのように前室を装備しているモデルがあります。キャノピーのような大きさと広さはありませんが、靴の脱ぎ履きやちょっとした荷物置きとして活用できます。テント室内の出入りの時の雨よけとしても十分でしょう。
タープと組み合わせる
シンプルな構造のワンポールテントには、キャノピーや前室がありません。その場合の雨対策として、テントの出入り口部分にタープを組み合わせる方法があります。組み合わせるタープはヘキサタープやスクエアタープが良いでしょう。 うまく組み合わせることで、雨対策はもちろん、テントと一体になったようなリビングスペースを作ることも可能です。
ワンポールテントを選ぶときのポイント
ワンポールテントを選ぶときの一番のポイントは、
- テントの大きさ
- 使用する人数
です。
テントの大きさ
テントの大きさは床面積と高さで決まります。 ワンポールテントの大きさは先にもご説明した通り、円錐形の形状とセンターに立てるポールの影響で、使用できる空間に制限がかかります。そのためワンポールテントは全体的に大型化する傾向がありますので注意しておきましょう。 キャンプの時にどの空間を重視するのかという視点も重要になってきます。 例えば、テントは寝るだけという方には床面積が重要になります。逆にテント内で過ごすことを重視される方にとっては天井高や空間全体の広さが重要になりますね。 間違わないためにも、テントの表示サイズと実際の空間をイメージをして選ぶようにしましょう。
使用する人数
一般的にテントに表示されている使用人数というのは、最大収容可能人数のことです。 例えば4人用のテントを表示通り4人で使用すると、室内はほとんど余裕が無くなってしまいます。 余裕を持ってゆったりと快適に使用するためには、表示人数から1~2人マイナスして考えておくと良いでしょう。 実際の人数をイメージしてみましょう。 4人家族でご使用になる場合、特にお子様がまだ小さい場合は「4人用のワンポールテント」で十分かもしれません。 しかし同じ4人でも、大人が4人となると大型のワンポールテントが必要になるでしょう。 ワンポールテントに限りませんが、テントを選ぶときに「一緒に使用する人数」と「活用できる空間の大きさ」を把握しておくことは重要なポイントです。
キャンプのスタイルから選ぶ場合
大きさや人数以外のポイントとして、キャンプのスタイルから選んでみるのも良いでしょう。
ワンポールテントはお洒落さが人気のポイントでもあります。テントサイトをオシャレに飾って気分を上げてキャンプを楽しみたい方にはおすすめのテントです。
ベルテントとも呼ばれる、大型のワンポールテントで「セルフグランピング」を楽しんでみるのも良いでしょう。
インナーテントをうまく活用し、テント内に就寝スペースとリビングスペースをそれぞれ確保し、のんびりゆったりと過ごすキャンプもおすすめです。
ワンポールテントはポールが一本で設営も簡単なので、ソロキャンパーさんにもおすすめです。ソロテントに比べると、荷物置きやリビングスペースを確保しながら、広めのスペースで寝ることができる点がいいですね。
他にもキャノピー付きか、インナーテント付きかなど、装備の面もチェックしておくと良いでしょう。
キャプテンスタッグのワンポールテント(ティピー)を選ぶ
表示されている使用人数はあくまでも最大収容可能人数です。ゆったりと快適にご使用いただくには、表示人数からマイナス1〜2人でのご使用がおすすめです。
キャノピー付き・前後出入り口有り
- 快適装備をプラスしたティピー型ワンポールテント。
- 前面には大型キャノピー、後面に出入口兼用の荷物室装備。
- 大人4人で使えるヘキサゴン(6角形)、インナーテントを長方形にすることで、前後に出入口兼用の荷物室を確保。
- 丈夫なスチール製ポールを2本使用。
- 天井2箇所に開閉可能なベンチレーションを装備。
- キャリーバッグ付
使用時サイズ(約) | フライ:330×400×H250cm、インナー:300×230×H250cm |
収納サイズ(約) | 68×22×22cm |
重量(約) | 8.7kg |
耐水圧(約) | 2,000mm |
使用人数 | 4人 |
キャノピー付き
- テント前面にスペースを広げるルーフ&キャノピーを装備。
- 組立簡単なティピー型ワンポールテントで使いやすい四角形のフロアで4人で使用できます。
使用時サイズ(約) | フライ:270×345×H180cm、インナー:270×240×H180cm |
収納サイズ(約) | 66×17×17cm |
重量(約) | 4.8kg |
耐水圧(約) | 3,000mm |
使用人数 | 4人 |
前室(荷物室)有り
- 快適装備をプラスしたティピー型ワンポールテント。
- 組立簡単、4人で使用できる使いやすいスクエア(四角形)タイプ。
- フライシート単体で設営・使用可能。
- インナーテントを30cmオフセットしたことで荷物室を確保。
- 軽量で丈夫なアルミポール。
- インナーテント内を換気するベンチレーションを装備。
- フライシート裾に風の吹込みを抑えるスカートを装備。
- インナーテントの大きい出入り口と天井メッシュでテント内を換気できます。
- 収納に便利なキャリーバッグ付き。
使用時サイズ(約) | フライ:270×270×H180cm、インナー:270×240×H180cm |
収納サイズ(約) | 66×15×15cm |
重量(約) | 4kg |
耐水圧(約) | 2,000mm |
使用人数 | 4人 |
超大型サイズ・前後出入り口有り・インナーテント付き
- 大人数で使える8角形の大型ワンポールテントです。
- 前後に大型の出入口を採用することで、広い室内空間を確保。
- 出入口の大型メッシュパネルは通気性に優れ、テント内で快適に過ごせます。
- 4箇所にベンチレーションを装備しています。
- フロアシートはファスナーで着脱が可能です。
- 左右どちらでも取り付け可能なインナーテントも付属しています。
- テント内にプライベートな空間ができます。
- フロア窓から空気を取り込み天井のベンチレーションへ空気を流すフライメッシュ窓を装備しています。
- インナーテントのメッシュ窓を開けると、フライの窓へアクセスできます。
- 軽くて扱いやすいジュラルミンペグが付属しています。
- 持ち運びに便利なキャリーバッグ付き。
使用時サイズ(約) | 400×400×H250cm |
収納サイズ(約) | 74×32×32cm |
重量(約) | 15kg |
耐水圧(約) | 2,000mm |
使用人数 | 3人 |
超大型サイズ・前後出入り口有り・インナーテント付き
使用人数・床面積
インナーテント
フレームサイズ
天井高:インナーテント
- 大人数で使える8角形の大型ワンポールテントです。
- 前後に大型の出入口を採用することで、広い室内空間を確保。
- 出入口の大型メッシュパネルは通気性に優れ、テント内で快適に過ごせます。
- 4箇所にベンチレーションを装備しています。
- フロアシートはファスナーで着脱が可能です。
- 左右どちらでも取り付け可能なインナーテントも付属しています。
- テント内にプライベートな空間ができます。
- フロア窓から空気を取り込み天井のベンチレーションへ空気を流すフライメッシュ窓を装備しています。
- インナーテントのメッシュ窓を開けると、フライの窓へアクセスできます。
- 軽くて扱いやすいジュラルミンペグが付属しています。
- 持ち運びに便利なキャリーバッグ付き。
使用時サイズ(約) | 460×460×H300cm |
収納サイズ(約) | 77×35×35cm |
重量(約) | 17kg |
耐水圧(約) | 2,000mm |
使用人数 | 4~8人 |
ひさし有り
- 大人数で使えるオクタゴン(8角形)の大型ワンポールテント。
- キャンプ・ツーリング・野フェスなど、アウトドアシーンを楽しく演出します。
- 丈夫なスチール製ポールを1本使用。
- 4箇所にベンチレーションを装備。
- 軽くて扱いやすいジュラルミンペグを採用。
- キャリーバッグ付。
使用時サイズ(約) | フライ:460×460×H300cm、インナー:450×420×H300cm |
収納サイズ(約) | 74×23×23cm |
重量(約) | 11.5kg |
耐水圧(約) | 2,000mm |
使用人数 | 8人 |
- UA-35CS クラシックスワンポールテントオクタゴン460UV用に設計された4人用のインナーテントです。
- ワンポールテントオクタゴンの広いテント内に、プライベートな空間を作ることができます。
- 寒い季節など、ワンポールテントオクタゴン460UVの大きなテント内にインナーテントを使用することで暖かく過ごせます。
- ワンポールテントオクタゴン460UVのフライのみで装着すれば、テント内にリビングスペースと居住スペースを確保できます。
- 収納や持ち運びに便利なバッグ付き。
- 組立簡単なティピー型ワンポールテント。
- 3~4人用の広さで6角形型フライシート単体で設営し、シェルターとして使用可能。
- 軽量で丈夫なアルミポール1本使用。
- 開閉可能なベンチレーション装備。
- キャリーバッグ付。
使用時サイズ(約) | 300×250×H180cm |
収納サイズ(約) | 65×15×15cm |
重量(約) | 3.2kg |
耐水圧(約) | 2,000mm |
使用人数 | 4人 |
使用時サイズ(約) | 300×250×H180cm |
収納サイズ(約) | 68×17×17cm |
重量(約) | 3.0kg |
耐水圧(約) | 1,000mm |
使用人数 | 4人 |
Q&A – よくある質問
- ワンポールテントとは?
-
ワンポールテント(ティピー)とは、中央を1本のポールで支える円錐型テントとのこと。インディアンテントやモノポールテントとも呼ばれています。
- ワンポールテントのメリットは?
-
オシャレさが人気のワンポールテントは、設営が比較的簡単であることと、風に強いということがあげられます。
風への耐性としては、「オクタゴン(八角形)> ヘキサゴン(六角形)> スクエア(四角形)」となり、角が多いほど風には強くなります。 - ワンポールテントのデメリットは?
-
全体的に大型化しやすい特徴があります。またセンターにポールを立てることと円錐形の形状から、サイズに対して使用できる空間に制限があるという点があげられます。
キャノピーなどの装備がない場合は、出入り口の雨対策も考えておくと良いでしょう。 - ワンポールテントを選ぶときのポイントは?
-
一番のポイントは、「テントの大きさ」と「使用する人数」です。 一般的にテントに表示されている使用人数というのは、最大収容可能人数のことです。余裕を持ってゆったりと快適に使用するためには、表示人数から1~2人マイナスして考えておくと良いでしょう。 他にはキャノピーなどの装備の有無、キャンプのスタイル(ソロキャンプ・グランピングなど)も検討してみましょう。
おすすめ情報
大人気!おすすめワンポールテント(ティピー型)の張り方
おしゃれで設営も簡単、今大人気のワンポールテント(ティピー型)は、中央を1本のポールで支える円錐型テントのこと。かわいいとんがり屋根と広い居住空間がオススメのテントです。
風にも強く安定性があるキャプテンスタッグのおすすめワンポールテント(ティピー型)をご紹介します。
話題のベルテントでセルフグランピングを楽しもう
好きな場所で自分達で自由にグランピングを楽しんでしまう「セルフグランピング」を手軽に楽しむためのコツとオススメのキャンプ道具をご紹介します。決まった形がないのがキャンプの魅力です。皆様もそれぞれのイメージでセルフグランピングを楽しんでみましょう。
キャプテンスタッグ公式オンラインストア
アウトドア用品総合ブランド – キャプテンスタッグ公式オンラインストアなら、キャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーに必要なアウトドアギアが豊富にラインナップされています。
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