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バーベキューコンロ・グリルの種類と選び方

アウトドアでバーベキューを楽しむ風景画像

バーベキューコンロ・グリルのおすすめ!失敗しない選び方

皆さんはバーベキュー(BBQ)に行く時にどんなバーベキューコンロ・グリルを持って行きますか?一緒にバーベキューをやる人数やシチュエーションなどによって、選ぶコンロも違ってくるでしょう。

初めて自分で道具を揃えてみようという人も、新しく買い換えを予定している人にも、どんな時にどんなタイプを選べば良いのかをご紹介いたします。

様々な種類からあなたにぴったりの理想のバーベキューコンロ・グリルを選び、家族や仲間たちと楽しいアウトドアライフを過ごしましょう!

利用シーン・人数でアイテムを選ぶ方はこちら

目次

バーベキュー(BBQ)コンロ・グリルの種類

バーベキューコンロの種類イメージ画像

バーベキューコンロにはどんな種類があるのでしょうか。大人数に適したタイプ、少人数にぴったりのタイプ、一風変わった個性的なアイテムなど、いろんなタイプがあります。まずは、7つのタイプ別にバーベキューコンロ・グリルをチェックしてみましょう。

スタンダード(スタンド)タイプ

スタンダードタイプのBBQコンロの画像

バーベキューコンロの中で最も一般的なコンロです。四角いコンロに脚がついたタイプで、日帰りバーベキューならこのタイプがオススメです。

脚付きのコンロはテーブルから離して設置できるので、大人数の時や小さな子供がいる場合に便利です。引き出しのようにスライド式で炭を入れるタイプや、炭入れを外せる便利なタイプもあります。

高さの段階調節(5段階調節機能など)が出来たりと用途も広いので、バーベキューをする人数に合わせてコンロの大きさを選ぶと良いでしょう。

このタイプのコンロは、大きいものだと持ち運びや収納の不安があるかもしれませんが、脚がたためるタイプも多いので、あまり気にせずに最適なものを選びましょう。

焚き火台タイプ(ロースタイル)

焚き火台タイプ(ロースタイル)のBBQ画像

焚き火台タイプのバーベキューコンロ・グリルを選ぶと、ロースタイルのゆったりしたバーベキューや、暖をとるための焚火が楽しめます。少人数で大人の雰囲気を楽しむバーベキューにもオススメです。

少人数で火を囲って会話をしたり、キャンプファイアーの気分を味わったり、その流れでBBQを楽しみたい時には特に適したタイプです。ダッチオーブンを使う場合にも活躍します。2016年-2022年にかけて人気が急上昇しています。

薄く折りたためるタイプも登場し、省スペースで持ち運びやすくなっています。

ソロキャンプ用(1人用)

ソロキャンプ用のBBQコンロ画像

ソロキャンプ用(1人用)のバーベキューコンロ・グリルは、コンパクトに折りたたむことができ、手軽に持ち運びできるタイプです。ソロキャンプやキャンプツーリングで訪れた先でバーベキューを楽しみたい方にオススメです。

B6サイズの大きさに折りたためる省スペースのものや、熱源の高さを調節して火加減を調整できるものがあります。ソロキャンプ用のグリルなら、一人用のコンロ・食材・燃料を最小限の荷物にまとめることが可能です。

仲間と行くキャンプも楽しいものですが、予定が合わなかったり人数分の道具を揃えたり、キャンプの楽しみ方が違ったりと、意外と大変なこともたくさんあります。それに対して、一人で行動できるソロキャンプは、「行きたいときに行きたい場所に行く」「自分が好きなことをする」というのが大きな魅力です。

コロナ禍では”密にならないレジャー”としてアウトドアが注目されている事もあり、2020-2022年にかけてソロキャンプ用アイテムの人気が急上昇しています。

卓上タイプ(テーブルトップ)

卓上タイプのBBQコンロ画像

卓上タイプ(テーブルトップ)のバーベキューコンロ・グリルは、焼肉店のように皆でテーブルを囲みながら食べることができるので、少人数でのバーベキューにオススメです。

省スペースで燃料も少なくて済みます。コンロの底に水を入れる水冷式の場合、水の蒸発による上昇気流で通気性が増して木炭の燃焼が良くなったり、熱が出ても水冷によりテーブルが熱くなりにくいというメリットがあります。

フード付きのものならば燻製も楽しめます。焼き網の高さを調節できるものならば焼き加減の調整ができます。

パーティータイプ(ガーデン)

パーティータイプのBBQコンロ画像

パーティータイプ(ガーデン)のバーベキューコンロ・グリルは大型のバーベキューコンロです。大型で移動が困難ですが、庭先でのホームパーティーやBBQで使われます。

大人数でのバーベキューに適したサイズですが、燃料を多く必要とするのでうっかり熱源を無駄にしてしまう難点もあります。大型なので車に積載しての移動は困難ですが、週末に庭先で行うホームパーティーバーベキュー等に適しています。

多用途タイプ

多用途タイプのBBQコンロ画像

多用途タイプのバーベキューコンロ・グリルは、1台あればいろんな方法で活用できるのが特徴です。

肉を焼くだけのバーベキューだけでなく、例えばダッチオーブンを使った料理やカマドとして使うなど、いろんな料理にチャレンジしてみたい方にオススメです。

煙突が付いていてオーブンとして使えたり、焚き火台としても使えたりと大変便利で面白いタイプのものがあります。本格的なアメリカンBBQが楽しめるフード付グリルなどもあり、蒸し焼きやスモーク料理も楽しめます。

バーベキューの楽しみ方を1ランク上げて、いろんな料理に挑戦しましょう。食事の後に焚き火を囲んで団欒をしたり、楽しみ方がグっと広がるのが多用途タイプの魅力と言えるでしょう。

簡易タイプ《インスタントグリル(使い捨て)》

使い捨てタイプのBBQコンロ画像

簡易タイプ《インスタントグリル(使い捨て)》のバーベキューコンロ・グリルは手軽にBBQをしたい方におすすめです。

コンパクトサイズで着火や片付けも楽にでき、軽いので持ち運びも簡単。1つの簡易コンロで楽しめるのは、1~2人までの想定です。人数に応じて複数導入しやすいのもおすすめポイント。

焼面が小さいため少人数用で短時間しか使えませんが、メインの料理とは別にサブ的な位置づけのバーベキューコンロとしても簡単で使いやすいです。

燃料などすべてがセットされているので準備・炭火起こしの手間いらず。さらに片づけも楽なので初心者が多いBBQでも活躍します。ただし、テーブルの上では使用しないで下さい。(テーブルの素材によっては、熱に強い・弱いがあります。)

バーベキューコンロ・グリルの選び方

アウトドアでバーベキューを楽しむイメージ画像

どんな風にバーベキューコンロ・グリルを選べば良いのかをご紹介していきます。

考え方や商品の選び方は人によって様々ですが、初めてバーベキューコンロ・グリルを買う時に参考にしてください。

利用シーンで選ぶ

どういうシーンで使いたいか、そして人数も一緒に考えて選んでみましょう。

ソロキャンプやキャンプツーリングで使いたい【1人】

ソロキャンプでBBQを楽しむイメージ画像

ソロキャンプでは、大きな機材やテントなどは必要ありません。揃えるアウトドアグッズも軽くてコンパクトなもの、撤収の手間も少ない「ソロキャンプ用」のバーベキューコンロ・グリルを選ぶと良いでしょう。

ソロキャンプ用のBBQコンロで折りたためるタイプ

ソロキャンプの移動手段には、徒歩・公共の交通機関(電車やバス)・自転車・バイクなどがあります。特に、キャンプツーリングをするのであればバイクの積載量に限りがあります。荷物を最小限に抑えるために、収納面を重視して選びましょう。

収納面に余裕があるなら、「卓上タイプ(テーブルトップ)」も選択肢に入れると良いでしょう。ソロキャンプ用よりも焼く面積が大きくなります。

お花見・行楽に最適なコンパクトサイズのV型卓上グリルなら、卓上でも使用できます。トランク型にすっきり収納できて持ち運びにも便利です。

1人BBQならではの魅力を楽しむなら、コンパクトグリルはサイズ感も丁度よく、片付けも簡単です。手軽にBBQを楽しむためにも、設営・片付けが簡単であることは重要なポイントです。

卓上において動かずに使いたい【2人~3人】

卓上で使うBBQコンロで食事をするイメージ画像

2~3人の少人数バーベキューなら、「卓上タイプ」がちょうど良いサイズです。省スペースで小さく収納できて軽いところが嬉しいですね。卓上タイプは食事をしながらのコミュニケーションもとりやすく、座りながら食材を焼けるところが人気です。

卓上タイプのBBQコンロで網の高さを調節できるタイプ

卓上タイプには、カセットコンロのように熱源としてカセットボンベが使える商品もあります。組み立てや後片付けの手間が少なく、BBQの初心者にも向いています。少人数の大人が焼肉屋のように使うには便利ですが、子供がいる場合は火傷やケガをしないように配慮が必要です。

2~3人ぐらいのバーベキューの場合、焼面サイズとしては30cm×20cm程度を基準にコンロを選ぶと良いでしょう。

ロースタイルで焚き火とバーベキューを楽しみたい【3人~4人】

ロースタイルでBBQを楽しむイメージ画像

3人~4人で地面に近い高さで焚き火を囲み、グリルで焼いて直接食べる。そんな大人のロースタイルのバーベキューには「焚き火台タイプ(ロースタイル)」のバーベキューコンロ・グリルがおすすめです。本格的なキャンプの雰囲気とBBQと両方が楽しめます。

焚き火台タイプのBBQコンロでコンパクトに収納できるタイプ

直火禁止が多い日本のキャンプ場でも焚き火を楽しみたいキャンパーは多く、焚き火台と焼き網がセットになったバーベキューコンロが人気となっています。

焚き火台タイプ(ロースタイル)は暖をとるための焚き火台にもなるので食後の団欒にもピッタリです。あまり人数が多いと火が遠くなったりしますので、少人数の時の方が使いやすいかもしれません。比較的コンパクトに持ち運べるものが多く、車に積み込むにも容量をとらないのも、人気が高い理由の1つです。

テーブルや椅子も揃えて、ゆったり楽しむバーベキュー【4人~6人】

スタンダードタイプのBBQコンロイメージ画像

家族や友人で集まってBBQの食事そのものを楽しみたい時や、テーブルや椅子を揃えてゆったりしたスペースでBBQをオシャレに楽しみたい時は、「スタンダードタイプ」のバーベキューコンロがオススメです。

足の高さを調節できるBBQコンロ画像

スタンダードタイプには高さ調節ができるものがあり、用途も広がるので無難な買い物になります。目安として、4~5人ぐらいなら焼面サイズ40cm×30cm程度を基準に選ぶと良いでしょう。

引き出しのようにスライド式で炭を入れるタイプや、炭入れを外せる便利なタイプもあります。脚付きなのでテーブルから離して使用もできます。

焼くスペースと食事をする空間を分けたい場面に適しています。BBQ料理を手皿に取り、テーブルでゆったり食事が取れます。離れたところに火を置けるので、小さなお子様が一緒でも安心です。

卓上タイプのBBQコンロイメージ

さらにいろいろ楽しみたい方は、卓上タイプ(テーブルトップ)のバーベキューコンロ・グリルを組み合わせると良いでしょう。

大きな食材や時間のかかる料理の出来上がりを、テーブルでおつまみを焼きながら待つなんて贅沢ができます。これなら料理のバリエーションも広がって盛り上がりますよね。

スタンダードタイプに燻製器(スモーカー)を組み合わせるというパターンも楽しみが広がっておすすめです。卓上タイプの中には燻製がつくれる蓋つきタイプもあるのでぜひチェックしてみてください。

みんなで囲みたい【6人~10人以上】

パーティータイプのBBQコンロのイメージ画像

大人数で囲んだり、子どもがいる為テーブルから離してグリルを設置したい時などには、メイングリルとして「パーティータイプ」が適しています。目安として6~8人ぐらいまでなら焼面サイズ60×40cm程度を基準に考えてみましょう。

人数が多い場合には、サブ的なグリルも用意しておくと対応できるレパートリーが増えます。

ロースタイルのBBQで焚き火を楽しむイメージ画像

同じものを2つ揃えるよりも、幅を広げた楽しみ方をするには「焚き火タイプ」や「多用途タイプ」がおすすめです。

メイングリルと組み合せてロースタイルで焚き火とBBQを楽しめるスペースを作ったり、多用途タイプのカマドでBBQ、ダッチオーブン、鍋もやれるようにすると、アウトドア料理の幅が大きく拡がります。

バーベキューに参加したメンバーもアウトドアライフを満喫し、喜んでくれることでしょう。

多用途タイプなら、状況に応じて様々なアウトドアシーンを楽しめます。使用例として次のような使い方が可能です。

多用途タイプのBBQコンロの使用例を5つ紹介する画像

また、サブ的な位置づけのバーベキューコンロとして「簡易型タイプ」も使いやすいです。さっと焼いて食べられるものが安心です。燃料などすべてがセットされているので準備・炭の火起こしの手間いらずです。

「どんな場所でバーベキューをやるのか」で選ぶ

アウトドアでBBQを楽しむイメージ画像

キャンプ場やバーベキュー場の中には、平らに整地されていたり、水やその他の設備が整っているところもたくさんあります。駐車場もあり荷物も運びやすい場所なら、より手軽にバーベキューが楽しめます。

こういった場合は、一緒に行く人数やどんな料理にチャレンジするのかによってBBQコンロの大きさや高さを考慮し、使いやすいタイプを選ぶと良いでしょう。

それと同時にそのキャンプ場やバーベキュー場では、どんな設備が整っていて、どんなものを現地調達できるのかをよく調べておきましょう。薪や炭が無くて火を起こせない、なんて事がないように注意しましょう。

キャンプ場やバーベキュー場のように、それなりに整備された場所で行うバーベキューと、まったく未整備の河原や山などで行うバーベキューとでは、同じバーベキューと言っても事情が大きく違ってきます。

ワイルドなキャンプに挑戦するのであれば、入念な準備が必要です。ベテランのキャンパーと一緒に行くようにしてください。くれぐれも無理をしないように気をつけましょう。

コンロの大きさ・サイズで選ぶ

バーベキューコンロ・グリルの大きさは、【焼く面積・人数】によって選びます。使うシーンや収納性が関係するので、しっかりと使うシチュエーションに合った大きさをイメージしてみましょう。

焼く面積を考える

BBQコンロの大きさをイメージする画像

バーベキューコンロ・グリルは本体の大きさによって焼く面積が比例して大きくなります。焼く面積が大きいということは一度に大人数で楽しめる、または大きなものを焼くことができるとも言えます。

逆に小型のコンロ・グリルであれば、2~3人分の食材を少燃料で効率よく焼くのにピッタリです。

鉄板や焼き網のサイズはBBQ参加人数により必要な面積が変わりますが、大体の目安としては以下の通りです。

  • 1~3人:150~600㎠前後
  • 4~6人:1200㎠前後
  • 5~8人:2400㎠前後
  • 6人以上:2400㎠程度以上

一般的な焼肉をするのか、海外っぽく大きなブロック肉を豪快に焼くのか、BBQ串を使って串焼きにするのかなど。「どんな料理に挑戦するのか」というように、料理から焼く面積を考えてみるとバーベキューのイメージが広がり、コンロ・グリル選びも楽しめます。

何人で使うことが多いか

バーベキューコンロ・グリルの大きさは主に「LL,L,M,S,ソロ」というようにサイズ分けされます。
それぞれのサイズに合った適性人数は、下記を目安にしてください。

サイズ人数目安適正タイプ
ソロ1人ソロキャンプ用簡易タイプ
S2人~3人スタンダードタイプ焚き火台タイプ卓上タイプ簡易タイプ
M4人~5人スタンダードタイプ焚き火台タイプ多用途タイプ
L6人~8人スタンダードタイプ多用途タイプ
LL10人前後パーティータイプスタンダードタイプ多用途タイプ

人数が多ければ単純に大型のコンロ・グリルが欲しくなりますよね。その方がたくさん焼けるし、スムーズにバーベキューができそうです。

ただし、いくら大型でも人数が増えればそれだけ1つのコンロに対する密集度が増します。一緒にバーベキューを楽しむ人数によっては、通常サイズを複数用意したり、違うタイプのコンロをサブ的に用意してそれぞれ違う料理を楽しむ、といった選択肢もありです。

大型バーベキューコンロは、持ち運びや収納に苦労することや、燃料を多く必要とする、また焼き場が広いせいで焼いている食材の全体に目が届かなくなり、大切な食材を焦がして無駄にしてしまうなどの難点もあります。気をつけましょう。

複数の火力の組み合わせで大きさを考える

既にスタンダードタイプなど大きめのコンロがある場合を考えてみましょう。いろいろ楽しみたい方は、「卓上タイプ(テーブルトップ)」や「焚き火台タイプ」「多用途タイプ」など、現在持っているコンロと組み合わせて購入するコンロの大きさを考えてみるのも良いでしょう。

いろいろなBBQコンロを組み合わせて使うイメージ画像

「時間のかかる料理の出来上がりを、焚き火で暖を取りながら乾杯をして待つ」そんな贅沢ができます。

「今までは4~5人のBBQが多かったが、6~8人ぐらいまで対応できる道具が欲しい」そんな時には、上記のように楽しみ方のレパートリーも増やせるような+αとしてのコンロ選びをおすすめします。

持ち運び・収納に適したサイズを考えてみよう

BBQコンロを歩いて運ぶ画像

キャンプ場まで車でBBQコンロを持ち運びたい場合には、収納性(車の積載能力)を考慮したサイズを選ぶ必要があります。製品の「収納サイズ」に記載された情報もチェックしておきましょう。また駐車場からバーベキューをする場所までの移動距離も事前に知っておいた方が良いでしょう。

バーベキューに行く時、大きめの1BOX、ミニバン、SUVなどの車なら、「スタンダードタイプ」のような一般的なサイズのバーベキューコンロ・グリルでも運べます。

コンパクトカーや軽自動車の場合、その車に積載できるサイズを第一に考えなければなりません。あまり積載スペースがとれない場合は、「卓上タイプ」や折りたたんでコンパクトに持ち運べる「焚き火台タイプ」、使い捨ての「簡易タイプ」などから選ぶのがオススメです。スタンダードタイプの中でも収納性や持ち運びやすさを重視した製品もあるので探してみましょう。

バイク・ツーリングでBBQも楽しみたいなら、ソロキャンプ用がおすすめです。

車の収納以外に、ご自宅での保管も重要です。実際はバーベキューをしていない時間の方が圧倒的に多いでしょうから、自宅で保管できないのは問題ですね。製品の「移動・持ち運び、収納性」をチェックして選びましょう。

 高さを考える

参加する人達の身長に合わせてバーベキューコンロを選ぶ方法も考えてみましょう。

参加する人の身長とBBQコンロの高さをイメージできる画像

脚付きの「スタンダードタイプ」の高さは60~70㎝くらいのものが一般的です。70㎝以上高さのあるモデルだと背の高い方でも前にかがまず調理や食事ができるので、大人が多勢集まるような場合でも使いやすくておススメです。

また脚が折りたたみ式になっていたりと、高さが調整できるタイプもありますので、その点も選ぶポイントとして考えてみると良いでしょう。

最近流行している低めの「ロースタイル」バーベキューなら、「焚き火台タイプ」がおすすめです。比較的コンパクトに持ち運べるものが多く、車に積み込むにも容量をとらないのも人気となっています。

大きいコンロのメリット・デメリット

庭が広く、週末に家族でBBQを楽しんだり、友人を呼んでBBQパーティーを頻繁に楽しむ場合には大きいBBQグリル・コンロが活躍します。ガレージや倉庫など、すぐに出せる場所に置いておける環境ならば、移動距離も長くないので大きくても良いでしょう。

気をつけたいポイントは、サイズが大きすぎると、持ち運びが大変なうえ、炭の燃焼効率が悪くなってしまう事です。初めて購入する方は、これからの利用シーンをショップの店員さんに相談し、最適なサイズのアドバイスを受けると良いかもしれません。

コンロの材質で選ぶ

バーベキューコンロの材質には、スチール製(鉄製)とステンレス製、アルミ製の3種類があり、主に【耐久性・価格・メンテナンス】などに影響します。

材質による特徴

スチール製ステンレス製アルミ製
品揃え◎多△少
価格お手頃やや高め高め
重量△重め○軽め◎超軽め
耐久性
サビ

スチール製(鉄製)はステンレス製と比べると値段に手頃感があり、初心者でも導入しやすくて種類も豊富です。ただし、鉄製は重量があり持ち運びに注意が必要です。また、時間の経過と共にサビが生じやすいのが特徴です。

ステンレス製の方は、軽い・サビに強い・耐久性が高いという特徴があります。その分、同じタイプの製品でもステンレス製の方が価格帯が上がります。バーベキューを頻繁にする予定の方には、錆びにくく、使用後のお手入れも簡単なステンレス製がオススメです。

アルミ製は軽量で扱いやすく、錆にも強いのでいろんな状況で活躍します。ただ種類が少ないため、選択肢が限られてしまいます。

使う頻度を考えてみましょう

バーベキューコンロを購入する上では、使用頻度が重要になってきます。

使っても年に数回くらい、という場合にはスチール製からスタートすると良いでしょう。ただし、水洗い後にはサビの発生をなるべく抑えるためにも、しっかりと水気をふき取ってから収納するようにしてください。

定期的にバーベキューをする方や、最低でも年に4~5回するような方は、ステンレス製を購入すると値段に見合う使い方ができます。基本的にはスチール製(鉄製)の方が価格帯に手頃感があり、ステンレス製の方がそれよりも高めの値段設定がされているのが一般的です。

材質を選ぶポイント

頻繁に使わないのであれば、スチール製を購入して様子をみても十分BBQを満喫できるでしょう。よく使う、なるべく長く使いたいと考えている方は、多少値が張ってもステンレス製を選択することが最終的にはお得になりそうです。

豆知識:「コンロ」と「グリル」って何が違うの?

バーベキューコンロとバーベキューグリルって何が違うんだろう?
そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんので、言葉の違いから考えてみましょう。

コンロ

コンロは漢字で”焜炉”と書きます。元々は「運搬可能な調理用の炉」のことをコンロと呼んでいました。熱源として木炭・ガス・電気などがあります。

グリル

グリルは「網焼き料理」と「網焼き調理に用いる器具」のことを言います。肉や魚のグリルが一般的です。

コンロとグリルの違い

鍋料理などで使う「ガスコンロ」と、ご家庭のガスコンロに付いている「魚焼きグリル」の違いがわかりやすいと思います。つまり、コンロとは“熱源を用いる調理器具”のことで、グリルは“網焼き”のことです。コンロの方が調理器具としては広義なものを指します。

バーベキューなどのアウトドア料理を考えると、持ち運びができ、火を起こして食材を焼くことが基本ですので、バーベキューコンロと言えます。網焼きに限った場合をバーベキューグリルと呼ぶかというと、実際にはほぼ同じものとして「バーベキューコンロ」「バーベキューグリル」と呼ばれているようです。

アウトドア料理で使う調理器具でコンロやグリルと違うものとしては、燻製を作るためのスモーカー(燻製器)などがありますね。

*アウトドアライフでは便宜上「バーベキューコンロ・グリル」と表記する場合があります。

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